2019広島大学学祭~総カジノの裏側~
11月2・3日と、学祭が行われました。
私たちの学部では、「CAFE 総カジノ」という、カフェとカジノができるお店を出しました。
私はその中でも、デザイン班という、部屋の内装を考える部隊に所属させてもらいました。
今回は、その「デザイン班」っていう立場から学祭に関わった私が感じたことを書いていこうと思います。
先に言っておきます、長いです笑。
目次クリックして好きなところを読んでください。
全部読んでくれたら泣いて飛んで喜びます。
準備
デザイン班に立候補した理由
実はこんなのを書いていた笑
ちょっとここにも書いてあるけど、箇条書きでまとめておこうかな。
- ゆかたまつりで
これは結構自分の中で大きいかなって思う。
自分は、入学してから学部の行事にあんまり参加できずにいて、
例えば、入学してすぐにある学部のキャンプも帰省していて出られなかったし、夏休みに会った学部のキャンプも帰省してていなかったし、
そんな中で、ゆかた祭りのときにフェローっていう、学部の中でも行事とか引っ張っていってくれる人たちが一生懸命屋台を回しているのを見たのね。
この時のことが忘れられなくて、でも、当日参加だけだったらゆかた祭りと変わらないじゃん!ということで、思い切ってデザイン班をやらせてほしいとお願いしました。
そう、ただただフェローさんたちのカッコよさにあこがれていたのだ笑。 - 挑戦
もうひとつの理由は、自分の苦手なことにチャレンジしてみよう!っていう。
夏休みベトナムに行って、毎日夜ミーティングをする中で、改めて「私って話し合い苦手だなぁ」と思った。
それでも、毎日ミーティングに参加していく中で、その空気に慣れていって、だんだん意見が言えるようになっていったのも実感できた。
夏休み終わって、何か組織みたいなものに属して、自分の意見を言ったり、組織として動く、みたいなのの特訓がしたいなって思っていて、
そんな時にデザイン班の話が来たから、これはチャンスだ!って。
苦手なことに挑戦するっていうめちゃめちゃ私的な理由も、参加理由のひとつかな。
デザイン班でやったこと
次に、皆さん疑問に思っているであろう「お前何やっとったねん」っていう話。
ざっくり言うと、デザイン班に課された役割は「部屋の内装をつくる」ことです。
これからちょこーっと詳しく説明していきますね。
- デザインの決定
デザイン班の主な役割は、内装を決めること、だったので、会議をしてどんな内装にするかっていうことを話し合いました。
主な話し合いの時間は、火曜日と金曜日の1コマ目で、あとは水曜日の5コマとかを使って、という感じ。
なんとなんと、事前にメンバーの1人がカジノの写真をたくさん見つけてきてくれていました!
なので、最初の会議では、それをみんなで見て、みんなの頭の中にある「カジノ」のイメージを確認、これからどんな方向に進んでいくか、ということを決めました。
この時点で出ていた方向性、というかキーワードは、ずばり「高級感」!
やっぱカジノと言えば高級感でしょう!
ということで、基調色は赤と黒、金色も入れていこうということになりました。
次に、私たちが使う教室を、その写真や「高級感」というイメージに近づけるためにはどうすればよいか、ということを考えました。
何回か教室に足を運んで、どんな教室化イメージを掴んでから話し合いへ。
例えば、黒板。
どうしても教室感が出てしまう、ということで、黒板を隠そう!という流れに。
そこで出てきた意見が「ステンドグラス」だったんです!
調べていくと、段ボールを集めて切って、そこにセロファンを張って後ろから光を当てたらできるのでは?!ということが分かったので、採用!
これは一例で、例えば床は黒いもので覆ったらどうか、とか、
イメージを先に決めておいて、どうしたらそのイメージを実現できるか、という流れで考えていった感じですね。 - 使う材料の決定
さっきのように、床は黒くしたいね、とか、壁は赤で覆いたいね、とか決まったら、次は「どんな材料を使ったらそれが実現できるか?」ということを考えていきました。
ここが一番むつかしかったな、という印象です。まず、イメージに合わせようとするとどうしても値が張ってしまいます。
でも、予算は決まっているので、どうしてもそこで制限がかかってしまう。
ただ、安いものにすると、最初の方向性である「高級感」が達成できなくなってしまう…。
どこで折り合いをつけるか、というところがむつかしかったです。
例えば、床。
最初は黒いもので覆う、となったのですが、黒い布は高く断念。
同じように、赤カーペットも高かったため断念。
次に、畑で使うようなシートがいいのでは?となったのですが、あまりにも薄すぎて(0.02mm!笑)破れてしまうということで、安かったけどこれも断念。
そう、なかなかむつかしいです。
ここでも実際に教室に行って、少しだけ買ってきた布を当てたりして、イメージとずれていないか、ということを確認しながらやっていきました。 - 内装づくり
素材が決まったら、最後は物を作っていきます。
みんなが自分の空きコマや放課後を使って、制作していきました。
私はこの時あまり体調がよくなく、手伝えたのはステンドグラスづくりのみ…。
ただただ段ボールをつなげて切って黒く塗ることしかしてません。
申し訳ないです。
この時、たくさんの段ボールが必要だったのですが、デザイン班担当のフェローの人が集めてくれたんです!
それ以外にも、ネットでいろいろなものを注文してくれたり、
デザイン班担当じゃないフェローの人たちも、物を作るのを手伝ってくれました。
でも、今回は、教室に置くものすべてをフェローの人やデザイン班で作ったわけではありません。
例えば、ティッシュケースや、ゲームの際使うカード、店員さんがつける蝶ネクタイ。
こういうものは、学科全員で分担して作ったんです。
何をどのくらい作る、というのを決定するのが遅くなってしまったため、時間がない中だったのですが、みんなのおかげで無事内装が完成しました。
前日準備
そして運命の、教室飾りつけ。
この日は6:30から8:00まで1時間30分で飾りつけをするという、結構忙しい日でした。
にもかかわらず私は体調を崩して盛大に遅刻、1時間弱しか参加できませんでした。
土下座。
ステンドグラスを張り付ける人。
外装を整える人。
全体を見て机を飾り付ける人。
「あと15分だよー」と声をかける人。
みんなが自分のやれることをやって、無事飾りつけ終了。
これで、デザイン班のお仕事は終わりました。
当日
さあさあ、約一か月かけて作り上げてきた「総カジノ」さん。
当日どんな様子だったのか?
お店の運営
…大盛況でした!
思った以上にお客さんが来てくださって、感激の舞い。
さらにさらに、来てくれた方が「内装すごくない?」と言っているのを聞いて、感動の舞い。
中には、外を通って少し教室をのぞいただけでそうやって言ってくれる人もいたり、
ゲーム中に、ディーラー役の人に伝えてくれる人もいたり、
ゲームの待ち時間中に内装の話題で盛り上がってる人たちがいたり。
それに何より、総科のみんなが「お客さんが内装すごいねって言ってくれて、誇らしかった!」とか、「内装すごいね!ありがとね!」って言ってくれるのがほんとに一番うれしかった!
まず、私がデザイン班にいるってことを、特別その子に言ったわけじゃないのに知ってくれてるだけでうれしい。
なのに、私にわざわざ声をかけてくれたっていうのが本当に本当に感激。
だって、こんなうれしいことないでしょう!
…感動の舞しか踊っていない笑。
そしてね、何より自分の中で一番うれしかったのは、2日目の朝8時半。
lineグループで、「保冷剤を持ってきてほしい」という連絡が。
そこで、部屋着ノーメイクで保冷剤をもって駆け付けたんです、私。
その様子を見て、母が一言「高校までのあなただったら絶対そんなことしなかったよねぇ」って。
ほんとそうだなって。
高校のときは、あまり積極的に行事に参加していなかった私。
多分、高校までとか、それこそゆかた祭りのときだったら、スルーしてしまっていたと思う。
でも、1か月、ほんの少しだけど準備に関わらせてもらって、みんながどれだけ準備をしたかっていうことをいつもより近くで見させてもらって、私の中で「成功させたい!」っていう思いがたくさんあって。
「自分にできることはやりたい!」って思えるほど、成功させたいって強く思えるほど、思い入れのあるものにすることができたっていうのが私の中ですごくうれしいことだったな。
後片付け
2日間の運営が終わって最後の片づけ。
私はもともとデザイン班だったので、後片付けまでやろうと思っていたのですが、
なんとなんと、教室の前にはたくさんの人が!
みんな片づけを手伝うために、わざわざ来てくれたのだとか。
そんなみんなが見守る中、フェローの人たちが卒業式(?)を挙行。
中には泣いている人もいて、本当に、私たちには想像もできないほどたくさん思い入れがあったんだなぁと。
そんなフェローの人たちを見て私まで心に来るものが。
そのあと、みんなで後片付けをしました。
もう、早いのなんの。
あんなに時間をかけて作ったものも、はがすのはほんとに一瞬だなぁとしみじみしてしまいました。
こうして、2日間の学祭は幕を閉じたのでした。
完。
そしてこの後、フェローの人たちに混ざって打ち上げに行ったのですが、その様子はまた別でまとめます。
長くなるので笑。
もうここまでで約4000字書いている。
読んでくれてありがとう。
まとめ
デザイン班のみんなへ
まず、みんながいなかったら私はデザイン班で活動できなかったです。
話し合いに行けなくても、準備あまり手伝えなくても、行ける時に行ったらいつでも作業に参加させてもらえて、だから私はJの部屋に行くの大好きでした。
いつも面白いやり取りで笑わせてくれたり、
芸術センスでみんなを引っ張ってくれたり、
ほんとに感謝しかありません。
本当にみんなのことを誇りに思うし、その一員であれたことも誇りに思います。
あと、誕生日をお祝いしてくれてありがとうございます。
フェローのみんなへ
こんな素敵な経験ができる機会をくれて、デザイン班を作ってくれてありがとうございます。
1ヶ月、Jにお邪魔させてもらって、フェローの人たちがどうやって行事を作っているのか、その一端を知ることができて、浴衣祭りの時以上に尊敬の気持ちでいっぱいになりました。
打ち上げの時のことまとめたブログにも書くけれど、お互いのことを尊敬しあって、お互いのことを認め合って、意見をばちばちさせて1つのものを作り上げられる集団であるのは本当にすっばらしいし、見ていて本当にすごいなぁという気持ちになります。
たくさんたくさん考えさせられることがあって、全部全部伝えたい。
次回のブログ乞うご期待です。
総括
苦手なことにチャレンジしようと決めて、最後までやりきったこと本当にお疲れ様でした。
自分よく頑張った。
今回、参加したからこそ見えてきたものや、得られたものがある。
1つは、なんでも言える友達ができたこと。
私が言いたいこと、ゆっくりでしかいえなくても待っててくれる友達ができた。
つらかったら休んだらいいよーって言ってくれる友達ができた。
そうやって、そばにいてただ話を聞いてくれた友達のことをずっと大事にしたい。
そして次に、今回のことで、自分がつらかったらどうやって休んだらいいかとか、そういうのを勉強できた。
少しずつでいいから、自分らしくいられる場所とか、自分が今思ってることを吐き出せる場所を見つけていけたらいいな。
でもそれも、自分から動かないと見つけることはできないし、だから自分から勇気を出して、そういう場所を探していけたらいいなって思う。
最後に、誰かと何かを作るってこういうことなんだなってわかった。
自分から積極的に関わっていかないと、何も得られないし、大学っていうのはきっとそういう場所だと思う。
だからこれからも、苦手だからとかそういう理由で挑戦するの諦めたり避けたりすることなしに、だからこそやってみようとか、そういう前向きな姿勢でいたい。
今回のことも、いいことばっかではなく、苦しかったこと、しんどかったこと、傷ついたりしたこともあったけど、それだけじゃなくて本当にたくさんの嬉しいとか幸せとかそういう感情をもらうことができた。
だからこれからも、もしこうやって「苦手だけど…」ってことがあっても、絶対に終わったら何かほんの少しでもきっと成長できるんだから、怯まず恐れずやってこう。
失敗してもいいや、そういう時逃げ込める居場所がもう私にはあるんだからね。
めっちゃ長くなったー!
読んでくれてありがとうございます。
続編あるんでね笑、こうご期待です。
またね!