意識高い系不真面目さん
本人に了承(?)をもらったので書く。
私が大学生になってから作れた、数少ないお友達のお話笑。
その人のあだ名は、意識高い系不真面目。
勝手に私がつけた。
理由は、いろいろ活動してるんだけど、どこか抜けてるというか、なんかそんな感じだから。
ほら、課外活動に力入れすぎて大学の勉強がおろそかになるような、そんな感じの笑。
その人とは、大学の班活動で知り合った。
なんで仲良くなったかはよくわからない。
気づいたら隣で授業を受けたり、一緒に学食でご飯を食べたり、相談事聞いてもらったりするくらいの仲になってた。
私は、別に人見知り、というわけではないと自分では思ってる。
初対面の人と話すなんて無理!という性格ではない。
でも、誰かと何でも話せる仲になれるか、と言われると、ちょっとそれは苦手、となる。
なんていうかな、ちょっと相談あるんだけど聞いてくんない?みたいな、そういう会話を誰かに振るのは苦手。
だから、今回すっごい不思議だった。
はじめましてをしてすぐにこんなに誰かに頼ったりできるっていうのがすごく新鮮で、「なんでだろな~」ってなってた。
それだからね、観察することにした。
意識高い系不真面目さんの観察。
意識高い系不真面目さんは、歩いてるとすぐ知り合いを見つけて、「よぉ!」とあいさつをする。
そして一言二言会話して、歩き始めるとまた知り合いとすれ違う。
意識高い系不真面目さんに声をかけられて、いやそうな顔をしている人を私は見たことがない。
まあ、ちょっとだけ「面倒くさいなぁ」という雰囲気をまとっている人もいるけれど。
意識高い系不真面目さんの周りにはいつも人の輪ができる。
学科全員が受ける授業が始まる前、いろんな人と話しているのを見た。
みんな「あ、意識高い系不真面目だ~」ってなる。
気軽になんか突進していける、みたいな。
意識高い系不真面目さんは、みんなに頼るのが得意。
前なんか、やらなきゃいけない課題を放置して、友達を困らせていた笑。
その友達はすっごくいいひとで、意識高い不真面目さんのことを見限らずに一緒に課題をやっていた。
でもそれは、友達がただただいい人だっていうのもあるけど、意識高い系不真面目さんの醸し出す雰囲気が、人を「しょうがないなぁ、手伝うよ」という気持ちにさせてるのかもしれない、とも思った。
あとここからは私の個人的な感想だけど。
意識高い系不真面目さんと話していると、悩んでるのがばかばかしくなる。
なんだ、あんなでも生きていけるのか、となる。
肩の力が勝手に抜ける。
気づいたら笑っている。
これは本当にすごいと思う。
すぐにどんな人の懐にも入り込めちゃうチカラ。
思わず手を貸したいと思わせちゃうチカラ。
「まあ、いっか!」と人を前向きにさせちゃうチカラ。
そういうものを持ってる意識高い系不真面目さんは、これから「あんなことしたいな」って思ったことを、周りの力をいっぱい借りてどんどん実現させちゃうんだろうな。
それで、いつか想像できないようなことしちゃうんだろうなぁ。
って思ってる、なんて言ったらきっと意識高い系不真面目さんは調子に乗って、ただの不真面目になってしまう。
なので、ここに書くだけにしとく。
私も、そういう雰囲気をまとった人になれたらなぁ。