AO入試で国立大へ入った君へ
今日でちょうど、アパートに入居して1年がたつ。
1年前の自分にもしも文章を送ることができるのなら、こんな文章を書きたい。
まず、一番最初に覚えておいてほしいのが、自己推薦書で書いた通りに行かなくたって気にしなくたっていいということ。
どれだけ練りつくしたとしても、あれは、高校生のあの時想像できた「大学」でしかなくて、「将来の自分」でしかなくて。
だから、もし大学に入って、別の興味ある分野が出てきたのだとしたら、たくさん寄り道してほしい。
そこでの出会いを一つ一つ大切にしてほしい。
そしたら、1年後、きっと自分でも想像していなかった場所に立っていられるからね。
次に、「AOだから」の枠に縛られすぎなくていい、ということ。
そこまで気負いすぎなくていいんじゃないかな、と思う。
別に、AOで入ったからと言って、将来の夢がバシッと決まってなきゃいけないわけじゃないよ。
私もね、入学してからびっくりしたんだよなあ。
AOで入った自分より、みんなが将来のことしっかり考えてる!って。
じゃあ私は、何を評価されて合格になったんだろう。
学力でもなく、そこでもなく、じゃあ私の強みは何なんだろう?って。
もしかしたら、あなたも入学して、同級生に会ったらそうやって思うかもしれない。
なんかなー、多分全体的に肩に力入りすぎてんだよなー、と思う。
今までずっと勉強勉強!っていう環境にいたのが、自分で選んだ大学に行けて、行動範囲も馬鹿みたいに広がったんだから、もっと素直にやりたいことバンバン手出してったらいいんだよ~。
ムリして何かしよう、なんて思わなくたってね、その時その時でやりたいことやってみていいんじゃないかなぁ。
今までだって、そうやって、その時その時の「やりたい!」に素直になって、全力でやってきたじゃない?
別に、そのスタンスを変える必要なんてないんだよ、寧ろそこが強みなんだよ。
そこを評価されて、あなたは大学に来たんだよ。
私はそう思うかなあ。
AOって、一般入試と違って、この線を越えたから合格した!の「この線」が見えづらいよね。
だから、なんで私合格できたんかなぁって、考えてしまうと思う。
でも、合格は合格だし、今あなたは大学生になったのだし、それは変わらない事実なのだから。
思いっきり、今ここその時でしかできないことをやったらいいんだよ。
自分の中の「こうでなければならない」「きっとこうだろう」に縛られないで。
気になったものに触れてみることを面倒くさいと思わないで。
自分の目で見てみることを億劫だと思わないで。
まだ真っ白だよ、あなたの大学生活は。
どんな色にしていくかは、あなたが決めていいんだよ。
と、私は1年前の私に言いたいです。
AOで入って、これからさあやってやるぞ!と意気込んでるあなたに届いたらいいなぁ。
またね!