ジブリの曲が持つ力
https://www.youtube.com/watch?v=B1go9DPd_xg
最近この曲を家にいる間はずっとかけています。
睡眠用アレンジ、だからなのかもしれないけれど、すっごく落ち着く~
これを聞いてボケーっとしていると、草原の真ん中にぽつんと立っているような気分になります。
夏かもしれません。
とっても青い空と、黙々した雲があって、
見渡す限り草原で、木も何もなくて、
どっちに進めばいいのかわからなくて泣きたくて、
でも不思議と怖くはなくて、
何もわからない状況を受け入れようと思える、そんな感じになります。
多分そこでぽつんと立っているのは、小さな弱い自分なんだろうなぁ。
ディズニーは、すごくキラキラしているけれど、たまにまぶしすぎることがあります。
でもジブリのこの曲たちは、どんな私にも寄り添ってくれる気がします。
疲れているときは、そっとふかふかの椅子をすすめてくれるように。
調子のいい時に、少しの休憩時間を用意してくれるように。
「何も考えない」という贅沢な時間を、私に与えてくれる、そんな曲。
誰にも言いたくない出来事。
今まで一回も思い出さなかったような、何気ない瞬間。
ジブリの曲には、そんな過去を少しだけ美しくして私たちの前に運んできてくれる気がします。
大切な、思い出さなければいけないところにだけ、モザイクをかけて、
私たちはそれを見ようと目を凝らし、それに触れようと手を伸ばすけれど、するりと逃げてしまう。
そしていつの間にか、あれは本当に現実だったのかと考え始めてしまう。
もしかしたら、あれは錯覚、夢だったのかもしれない。
そんな風に、過去をきれいに色褪せさせる、
こんな魔法をジブリの曲は使えるんじゃないかと思う。
自分でも触れられない、治りかけの傷に、ジブリの曲はやさしく手を置いてくれる。
かさぶたをはがすわけでもなく、撫でるわけでもなく。
そんな距離感も、ジブリだからこそなのかもしれないなぁと思います。
ジブリはいつでも、私を好きな場所、好きな時間に連れて行ってくれる。
そんな気がします。
ぜひ、聞いてみてほしいな~
またね~。