国立大AOで入ったら

AOで大学へ入学したら、その後の人生どうなるか?

国立大学AO受験体験記1 ~8月から9月初旬~

私の受験体験をまとめて公表することにしました~。

 

全体概要

連載内容 

いくら始めるのが遅かったといっても、濃ゆい毎日を送ったので量が莫大になりました。

なので、全7回くらいに分けて書くことにします!

タイトルはこんな感じ。

  1. 8月下旬から9月初旬・書類作成に入るまで
  2. 9月中旬・書類作成1~同級生や先生に見てもらう~
  3. 9月下旬・書類作成2~怒涛のだめだし~
  4. 10月・書類作成3~最後の追い込みから1次試験合格発表まで~
  5. 11月中旬・2次対策1~小論文対策~
  6. 11月中旬・2次対策2~面接対策~
  7. 11月下旬から12月初旬・二次試験本番から合格発表まで、とまとめ。

一次対策は時系列で、二次対策は、小論対策編と面接対策編で分けました。

 

連載形式

  • いつどんなことをやったのか、具体的な日付がわかればなるべく書いて時系列にならべます
  • ツイッターや日記で書いてたような、裏で自分が思ってたことをすべてさらします(病み&闇)

イメージ的には日記、

日付をかいてその日あったことや思ってたことを書いて…という感じ。

 

連載理由

ひとつめは、どんな試験を受けて私が今ここにいるのか知ってほしいっていう欲を満たすため。

よく「どんな試験だったの~?」って聞かれるから、「これ見ればわかるよ~」ってのを作りたい。

ふたつめは、振り返って形にしたい欲を満たすため。

今は、gメール、ドキュメント、日記、手書きのノート、プリント、ツイッター…と様々なところに痕跡があるから、見返そうと思ったとき「どこに書いてあったっけ?」となって大変。

だから、まとめる。

 

では本題へ。

 

 

8月22日 オープンキャンパス(理学部)

もともと教育学部にしようと思っていて、中学3年生の時も高校2年生の学園祭(?)のときも教育学部しか見てなかったから、初めての理学部見学でワクワク。

ショウジョウバエを見た。楽しかった。

でも「なんか違うなぁ」と思った。

そこで、総合科学部(もう面倒くさいから名前を出す)に出会う。

で、母にAO受けたら~?と言われる。

もちろん、何の対策もしてないし、そもそもどんな試験なのかすら知らない。

でもちょっと気になる。

 

 

8月23日 AOで合格した人にツイッターのDMを飛ばす

どんな試験か知ろうにも、私の学校は底辺校だったので、総合科学部にAOで受かった人なんかいなかった。

だから、実際に総合科学部にAOで合格した人にどんな試験だったのか、どんな対策をしたのかきいた。

ちょっと興味わいてきた、自分でも行けるかも!って感じ。

 

 

8月26日 信頼していた生物の先生に相談

今いる高校に相談する前に、転勤してしまった先生に相談するあたり私らしいよね。

もともとその先生に言われて理学部を目指したっていうのもあって、もやもやを相談したかった。

そこでたくさんのアドバイスをもらいました。

  • 総合科学部と理学部の違いはきちんと把握しているのか?もしその違いの部分に自分の譲れないところが入っているなら学部はおのずと決まるはず。
  • 教員採用試験を受けるなら、学部名が重要なのでは?
  • 就職先はその学部で学べることを反映していることが多いから、就職先をチェックしてみては?
  • 学部選びで就職先を考慮しないのは短絡的
  • 何かを選ぶたびに確実に未来は狭まっている、自分がどんな道に「自然と」いけて、どんな道だととてつもない労力を課されるのかというのは選択するたびに決まって行く
  • 自分の選択によって何が変わるかは考えれるだけ考えるべき

 

ここで、先生がくれた文章を一部抜粋します。

 

「例えば中学受験時、大学のことなんてあまり深く考えて今買ったでしょう。それでも現在、時が流れてあなたは大学のことで真剣に悩むようになりました。それと同じく、大学受験で悩んだ後、時が流れてやってくるのは『必ず』就職及び進路の悩みです。院に進むのか?就職するのか?どこにつくのか?どんな仕事をするのか?そんな風に必ず悩む時が来るのです。必ず来る悩みがわかっているのに、なぜ『学部を選ぶときの考慮に入れない』のですか?」

 

「私は大学というものは、学ぶ場所であると同時に自分の今後の在り方生き方を大きく定める場所だと思っています、4年間で身に付けるものが学部によって全く違うのだから、その分社会に出たとき人間としての質や立ち位置も学部選択によって変わってしまうのです。あなたが人生をかけてやりたいものは結局なんですか?それを実現できる可能性を残せる学部を選ぶとよいと思います。」

 

その日のツイッターにはこう書いてある。

「そもそも、ひとつのことを徹底的に極める性格の先生と、いろいろなことを中途半端にやってきた生徒では話が合わないのもわかってるけど、つたない私のラインを読んで的確なアドバイスをくれる先生は神。人生をかけてやりたいことは何か考えろ、流石先生…」

惚れてるなぁ、私。

でも本当に、ここで「人生かけて私は何やりたいんだ?」って考えたとき、

「やっぱり日本で教師になるよりも…!」という思いが強くなった。

そして、そのために、大学院で勉強したいと考えた(ちょっと今はぶれてるけれど)

 

 

8月27日 大学院にメールを飛ばす

上で書いたように、行きたい大学院が決まってしまった私(さっきも言ったように今はちょっと悩んでる)

そこに行くためにどんなことを学ばなきゃいけないのか?と考える。

で、わかんなかったからメールを飛ばして聞いてみた。

そこで、文理融合学部を進められ、進学を決意。

実は、総合科学部の英語中心の学科を進められていたけれど、すべての書類が英語で、

英語アレルギーを発症してしまったため、あきらめた。

というのは半分冗談で、教員免許が取れないってのが大きかった。

 

 

9月2日 担任に相談

入学式後、担任に受験します!と宣言する。

実は、オーキャン終わった後「どうだった~?」って聞かれたときに、「学部変えるかも…」みたいに匂わせはしていた。

でも、半分冗談だと思われていたのか、たまげておった笑。

そして言われた。

「そういうところには、英検準一級持ってる人がわんさか来るんだよ。もう、最初から勝負は決まってる、みたいなところがあるわけ。お相撲さんに赤ちゃんが挑んでいくようなものだよ~」

ここで私は、絶対にAO受けてやる、と決めた。

私は天邪鬼なので、「やっちゃダメ」とか「どうせできっこない」と言われるとメラメラしてしまう。

「なにくそー!」となって、絶対やってやる~!ってなる。

今思えば、この精神があったからAO準備乗り越えれたんだろうな。

じゃなかったら途中でつぶれてたと思う。

 

 

書類をちみちみ作ってみる

私の中での流れ的に、

  1. 過去の経験
  2. そこから学んだこと・生まれた疑問
  3. それを解決するためにどんなことを学ぶべきだと考えたか
  4. それは貴学部でしかできない!
  5. だから合格させて!

って感じだった。

 

だからまず、過去の経験を全部洗いだした。

小学生の時までさかのぼって。

そしたら、私が途上国に興味を持ったのはどうやらある一枚の写真を見たからだ、ということが分かった。

だからそれを書いた。

 

次に、留学の経験を洗い出した。

そこであったこと、やったこと、思ったこと、失敗したこと、成功したこと、学んだこと…全部書き出した。

それで、書き出したものを「自分が目指したい国際協力の在り方を決定づけたのはどれ?」というふるいにかけた。

で、残ったやつでも特にインパクトが強そうなものをピックアップして書いた。

 

次に、帰国後の活動について洗い出した。

事後報告会から、そこで声をかけていただいて教授に会いに行ってそこから学んだことやなんやら…。

で、また、「自分が目指したい国際協力の在り方を決定づけたのはどれ?」というふるいにかけつつ、もうひとつのふるいを用意した。

それは、「私が立てた仮説の根拠となるるのはどれ?」というもの。

例えば、大学院で学びたい、その根拠となるエピソードはどれ?とか。

で、その中でも見栄えがよさそうなものを羅列してみた。

 

最後に、学部で自分が学びたいことを列挙した。

パンフレットとにらめっこして、そこでしか学べないものを入れた。

ここで、似たような学部を全部調べて、「ここの学校でも同じようなことしてるな」ってなったら全部省いた。

「この大学しか、総合科学部しか持っていないもの」に注目すれば、「この人ここじゃなきゃ学べないじゃん!合格させてあげよう~」ってなるかなって思った。

 

で、完成した。

 

 

 

9月8日 同級生から最初の添削が返ってくる

ぐしゃぐしゃの原稿を誰に見せようか…となっていた時、

同じくAOで自己推薦書を作っていた友達から「俺はあいつに見てもらってるぞ!」と教えてもらた。

その人は、頭もいいし、実際に小論文の勉強をしている人。

おお!ちょうどいいじゃん!とかるーい気持ちで添削を頼んた。

すると、なんとなんと添削ドキュメントを作ってくれました!

しかも7ページも笑。

最初は、目次がついてるっていうだけで感動していました(懐かしいなぁ)

そして、その指摘がいちいち細かい笑。

でもやってもらったからにはこっちも本気でやらにゃ、と思い、ここから本格的に始動。

 

一次試験は、書類作成がメインだったから、

対策の仕方としては、

  • ドキュメントで同級生と話し合い
  • できたものを印刷して先生に持ってく
  • 先生のダメ出しを同級生にもっていって、一緒に考えてもらう

みたいな感じで続いていきます。

 

ちなみにこの日のツイッターが面白い。以下抜粋。

「担任よりよっぽど的確に指摘してくれる神」

「あんな風に何でもかっこよくこなせたらなあああああ!!!!」

狂ってる、笑。

 

でも本当に、この人がいなかったら今頃私はここにいないと思うので、感謝。

確かに内容面でもすごく助かっていたけれど、精神的な面で支えてもらっているところが大きかった。

先生からダメ出しを受けた…って泣きそうなときも、相談できる人がいるっていうだけでなんとか頑張れたなって思う。

だからこれから受験する人には、1人でいいから信頼できて、何でも話せる友人がいたらきっと無敵になれるよってアドバイスしたい。

あ、でも、相談に乗ってくれているようで実は足の引っ張り合いだった、なんてこともあるから悪しからず。

添削だって、今回はたまたま優秀なクラスメイトがいたからよかったけど、ただ見せて「えーすごーい!」みたいなことしてたら時間の無駄だしね。

むつかしい。

 

 

最後に

 …とまあ、今回はさわりだけまとめました。

後でまた編集とかして手を加えるかもだけど、とりあえず公開してみます。

ストーリー形式にした方が面白いのか、

それとも、どうやって書類を完成させたのか、その方法の説明に特化したほうが良いのか、悩む。

 

まあ、こんな感じでゆるーく不定期でAO覚書をぶっこむから、お楽しみに~。

 

最後まで読んでくれてありがとう。

またね!