私は気づいていないけど、私しか持っていない武器があるらしい。
今日、ベトナム企画に協力してくれる高校生の女の子とお話ししました。
そう、これのこと。
女の子に許可をいただいたので、女の子のことも交えながら、
私の今の悩みについて書きます。
今日やったこと
まず最初に、企画についての大まかな話をしました。
まずここで私の中での反省が1つ。
きちんと説明できなかった点です。
私の中で、「わからないところは質問してくれるんじゃないか」という甘えがありました。
また、その場で一緒に作っていけばいいか、と。
私が言い出しっぺなのに。
次からお話を聞いてくださる方にきちんと説明できるように、企画に関する書類を印刷するのと、パワポ的なものを作って説明の時使いたい。
次に、女の子に聞きながら、どうやったらこの企画を実現していけるのか話していきました。
何とか高校の授業に組み込むためにはどうしたらよいか。
誰に企画書を提出していけば実現の方向に持っていけるのか。
あっという間に時間は過ぎ、まずはとりあえず女の子から担任の先生に話をしてもらうことになりました。
やれることばかり考えていると…
そのあと、メッセンジャーで相談に乗ってくださっている大人の方に進捗報告をしたところ、「もっと大胆にやりたいことを計画に組み込むべきなのでは」というアドバイスをいただきました。
私の中では結構攻めた計画だったのだが…どうもそうではないらしい。
そして、
「やれそうなこと」に視点が行くと、「やるべきこと」が見えてこない。
という言葉をいただきました。
そのあと別の方から、
「あなたの問題意識を一番大切にしないと、企画やってもこんなはずじゃなかったって思うかもしれないよ」
という言葉をいただきました。
確かに今の私は、「これがやりたいから」というのより、「これならできるから」という理由で行動を決定しているかもしれない。
「紹介してもらえそうだから」この人たちに企画書持っていこう。
「聞いてもらえそうだから」この人に話をしてみよう。
「サイトつくるのはむつかしそうだから」オフラインからやってみよう。
確かに、最初は手の届く範囲でやれば、リスクは少ないし迷惑かける範囲も少ないし。
でもそれでいいのかな?
私が最初に企画書ドキュメントに書いたことは、こうです。
私は今の教育の在り方に疑問を持っています。ボトム、つまり「世界に目を向ける余裕がない人」「世界に目を向けようと思わない人」「挑戦したいけど勇気の出ない人」そのような人たちに何か機会を提供する。そこで世界に目を向けてくれた人たちの中から、何か創造性のある意見が出てくるのではないかと考えています。
んんん?今やってることはどうだろう。
手の届くところで満足していないか?
理想の実現から企画の実現へと、目的がすり替わっていないか?
そんなことをぐるぐる考え始めてしまいました。
若いっていいなと思ってしまった自分
で、さらにここでこんな話を追加。
高校生の女の子の話を聞いていて、思ってしまったんです。
「若いっていいなぁ~!!これから何でも選択できるじゃん!私はもうこんな年だ…」
そんなことをふと考えて、ハッとしました。
え?まだ大学1年生なのに!
昔そうやって言って先輩風を吹かす人が嫌で嫌で、「絶対自分はそんなこと思わない」って誓ってたのに!
そして気づきました。
多分この言葉に隠れているのは「羨望」なんだろうなと。
女の子がいろいろなことにチャレンジしている姿をみて、たくさんの「うらやましい」を感じました。
「やりたいと思ったことを学校で実現してゆける環境」
「同級生が自分のやりたいことを応援してくれる環境」
「世界を見る機会がある環境」
「はきはき思ったことをしゃべれるところ」
「かわいいところ(いやもう本当にかわいい)」
もちろん、これらのことは女の子自身が努力して掴んだものです。
きっとこれからもたくさんの努力をして、私が想像もしないような環境を掴んで、私が想像できないような世界をたくさん見て、私が思いつかないことを実行していくんだろうな。
そんな力があるんだろうな。
それをひしひしと感じて、それを集約して出てきた言葉が「若いっていいなぁ」なんですよね。
きっと私に同じ言葉をかけてきた人も、私が気づかないだけで実は持っていた「何か」をうらやましく思って、その気持ちをうまく表現できなかった結果出てきた言葉が「若いっていいなぁ」なんだろうな。
若いっていいなぁのその先へ
今回なんで女の子のことを「うらやましい」と思った、という醜い感情を書いたかというと、そこに今回の「手の届くところで満足しているんじゃないか」というもやもやを解決する何かがあるのかな?とおもったからです。
きっとさっき
「やれそうなこと」に視点が行くと、「やるべきこと」が見えてこない。
と言ってくださった方には、私には見えていない「持っているもの」が見えているのではないか?
だから、自分の人脈に頼らなくても自分のやりたいことができるだろ、と教えてくれているのではないか?
と私は勝手に解釈しました。
私は企画を考えていくうちに、
『自分の力では自分の理想はかなえられない、だからいろんな人に頼ってやっていく「しか」ない。だから少し自分の理想と違ってもしょうがない。』
という思考になってしまっていたんです。
というか今でもそうやって考えてしまっている自分がいます。
でもきっとそれは違う。
私が女の子が持っている武器に気づいたように、きっと私にも何か武器があるんだろう。
それを使えば、理想を曲げることなく進んでゆけるのだろう。
私は全然気づいていないけれど、私にだけ与えられている武器があるらしい。
さあ、なんでしょう。
それがわかれば、企画も大きく前進しそうなんだがなぁ。
またね。