明日で最後
母校でのインターン(?)も明日(今日か!)で終わり。
長いなぁと思いながらも本当にあっという間だったなぁ。
わかっていたつもりだったけど、本当に駆け抜けた感じだった。
来週月曜日にはベトナムに飛ぶけど、正直全く準備できてない。
それは、荷物とかもだけど、精神的なものも。
なんだろなー、「これするためにベトナム行くぞ!」みたいなものをどっかに落っことしてきてしまったような、なにか大切なものが抜け落ちている感じ。
荷物詰め始めたら、覚悟も決まってくるのかな。
というわけで本題に。
毎日違う先生について回って、ということをしているのだけれど、今日は6年間担任をしてくださった先生について回った。
で、聞きたいことを聞く時間にしていいよ、と1時間もとってくださって、急遽お話することになった。
授業内容を考えるにあたって大切にしていることは?とか、生徒の分析の仕方は?とか普通の質問をしていく中で、ふと思いついた質問があった。
「6年間私たちの担任をした日々っていうのは、先生の中で『あれでよかった』と思えるものになっていますか?」
そんな質問だった気がする。
答えは、即答でイエスだった。
私はちょっと意外だった。
「あのときもっとああできたんじゃないか」とか思ってるのかな、と勝手に想像してたから。
話を聞く限り、最後の一年が特に、「あれでよかった」の原因になっているらしかった。
あんま詳しくはかけないけど。
で、最後にこんなことを言った。
「ポイントポイントで、これでもかってほど悩んで結論を出して、これでもかってほど努力すれば、後から振り返った時『まあ、あれしかありえなかったよな』と思えるようになる」
ハッとさせられた。
先生は、全力で担任をやれた、と感じることができたんだと思った。
この4日間、生徒の自己肯定感や自己効力感を教師がどのように育てようとしているのか、という視点から先生のことを見ていた。
だけど、その逆で、生徒が、というか生徒とのかかわりの中で、教員が自己肯定感とか自己効力感とかそういうものをつけていけるんだ、という。
まあ、当たり前なのかもしれないけれど、私から抜けてた視点で、それを見せつけられた気がした。
あと、今日少しだけ、AOのときすっごくお世話になった先生と腰を落ち着けて話す時間が取れた。
といっても、10分とか15分くらいだったのだけれど。
どんな話をしたか、一言でまとめると「勉強しなさい」かな。
私は高校のとき理系選択だったから、卒業後も話をするのはどちらかというと理系の学部に行った人が多いのね。
早い人なんかもう研究室に入っていたり。
そんな中で自分だけ専門も決まってないし、研究室なんか入ってもないし、みたいな感じで劣等感を最近すっごく感じていて。
そんな話をしたら、「あんたは社会科学系に進むんだから、ザ理系の人たちと自分を比較して落ち込んどっちゃいかんよ」と一蹴された。
あと、自分のやりたいことに対してどうアプローチしたらいいかわからない、と言ったら、「それはあんたの勉強が足らんからだわ」とこれまた一蹴された笑。
その先生曰く、心理系と政策系と経済学系を合体させると面白いかもしれない、とのことだった。
実は広島に一時帰宅したとき読んでた本が、政策学に関する本だった。
だから「よっしゃ読み合ってた~ううぇい」みたいな感じでちょっとうれしかった笑。
経済は、さわりだけやったけどほぼ忘れちゃった。悔しい。
「人を助けたいと思っとるだったらいろんなことをしっとらんといかん。だから、役立つとかそういうので学ぶ学ばないを決めちゃいかん。興味があるならさわりだけでも勉強しておきなさい。大学生活なんか勉強しんともったいないよ、卒業するときなんで大学行ったかわからんままになってしまう」
と言われた。
なんか変わってないなぁ、先生節を久しぶりに聞いて、元気出た。
あと、なんで理科教育にこだわってるかわからない、とも言われた。
私も、なんかもう否定することなしに、しかも何も思うことなしに、そうですよね、といった。
もともと私は、ある理科の先生の背中を追いかけるためにってずっと広島大学にこだわってて、広島大学に入ったからには理科の教員免許を取らなければいけないと思っていた。
折角広島大学に入ったのに教員免許取らないの?と言われるのも嫌だったし、周りから教員免許っていう保険みたいな、そういうものを持っておいてほしいという圧をかけられてたっていうのもある。
でも、ほんとうに、最近息苦しいよ。
本当はもっと違う最善策があるかもしれないのに、もっと自分に合った道があるかもしれないのに、視野狭窄してる自分が憎いよ。
「これほんとに自分のやりたいこと?」って疑問から目逸らしてるかっこ悪い自分がほんと嫌いだ。
最後に、こんな言葉を投げられた。
「教育について広く勉強した後に、それでも理科教育が一番自分のやりたいことと近いって思うんだったら理科教育についてもっと深く研究していったらいいわけで、今そんなふうに狭める必要はないんじゃないかなと俺は思うけどね」
みたいな。
この4日間、自己肯定感とか自己効力感とかそういう観点から教育現場、特に底辺校と呼ばれるところを分析していくのはとても楽しかった。
自分の中で「え、これどうだろう、これはなんなんじゃ、これ研究対象にしたら面白そう」っていう考えがどんどん出てきた。
なんか結局、私はそっち系に進んでいきたいんだろうな。
理系でゴリゴリ、は性に合わんのだろうな。
こればっかりは適性の問題で、どうしようもないし、別にどっちがいいとかどっちが悪い、とかいう次元の話ではないんだろうな。
今日はどっちかっていうと今日あった出来事の整理、みたいな感じになった。
ごちゃごちゃしてんなー。
明日で最後。
明日は、なんなら私のことを小学5年生くらいから見守ってくれてる先生に密着します。
なんか、多分今日グダグダ語ってきたことに決着つけれる気がする。
逃げない。ぜったいに逃げない。
またね。