今日からできる世界の変え方
5月25・26日でとある合宿に参加したので、そこで学んだこととこれからやることを書きたいと思います。
最初は2記事で書く予定だったことを1記事にまとめたので、内容がごちゃごちゃしてしまった。うう。
目的
私の中で今回の合宿の目的は「世界の変え方を説明できるようにすること」。
実現可能性が低い、とか、世界が変えられるわけない、とか、そういうことを言われることが多くて、なにくそ!と思いながらも、確かに口先だけで全然やり方とかわからんなぁって思いの方が強くて、
だから「世界を変えるために今こんなことやってます!」っていうための「今こんなこと」の部分を探したかった。
私の中での「世界を変える」の意味
私は、世界を変えるって言葉を、
「自分の考える『良い』を実現させること」って考えてる。
世界を変えたい!っていう思いは、その規模の大小にかかわらず全員が持ってるものだって私はいつも思う。
日常生活で「ここもっとこうなったらいいのに」っていう思いになったことのない人はいない。
それって、「今の状況がもっと自分の考える『良い』に近づいたらいいのに」って思ってるってことで、それは「自分の今いる環境=世界」を変えたいってことだと私は考えてる。
つまり、ここでいう世界を変えるっていうのは、自分の考える『良い』を実現させるってことを指す。
世界を変えるために覚えておくべきこと
まず、これからの文章を読むうえで覚えておいてほしいこと、それは
「世界を変えるのはほかでもない自分自身である」ということ。
だって、自分の実現したい『良い』を一番明確に想像できるのは、ほかでももない自分自身だから。
誰かが言語化してくれる。言語化すればだれかが実現してくれる。
そういう考えがどこかにあるうちは、世界を変えることはできない。これ大事。
世界を変える人が身につけるべき能力
世界を変えるのはほかでもない自分自身だというマインドは持った。
じゃあ私はどんな人間になればいいのさ?
その合宿では、世界を変える人間のことを「共創的リーダー」と呼んでいました。
共創的リーダーとは、ある問題を一人で解決するのではなく、いろいろな分野を専門とする人を巻き込んで解決していく能力を有する人のこと。
じゃあ、その能力って具体的にどんな能力で構成されているのか?
それは以下の4つです。
-
自分の価値観や強みを理解し、課題に対して熱意をもって取り組む能力
これはわかりやすいよね、リーダーとか別にして、人間として自分の強みと弱みを客観的に分析する能力は必須だし、熱意のない人が何かをなせるわけないよね。 -
広い視野で世界の出来事をみて、それに対して当事者意識を持ち問題を見つけていく能力
文章の最初のほうで、「私たちは規模の大小にかかわらず世界を変えたいと思っている」という話をしたと思うけれど、どうして規模の大小が生まれるのかっていう問いに対する答えがここにあるのかなって個人的に考えてる。
例えば、雨の日に駅から大学に通う時、いつもは自転車で通う人もバスを使うけど、バスの本数は晴れの日と変わらないからすごく混雑しているっていう状況に自分が置かれているとする。その時かなりの人は、「ああバスの本数増やしてくれればこんなに混雑しないのになぁ」って思うのではないかな?と私は思う。
これは、自分がそういう状況に置かれてて、それを不快だと感じていて、その不快だっていう状況から抜け出すためにその状況を変えたい、つまり世界を変えたいっていうことだと思うのね。
ここでは、その「自分の置かれている状況」の範囲を広げようよっていう話をしてる。
自分が一回も置かれたことのない状況に置かれている人に思いをはせ、その気持ちを想像することができる、そういう当事者意識を持つ人が、世界のいろいろなことを解決したいって思うんだって私は考えてる。
だから、「世界を変えたい」っていう言葉の「世界」の範囲は、この能力を身につけることによってのみ広げることができるんだろうなと私は解釈しています。 -
自分が成長する過程で他者の成長を促し、周りを巻き込んでともに成長していける能力
共創的リーダーっていうのは、颯爽とみんなのことを引っ張っていくリーダーではない。
今までのリーダーっていうのは、同じ専門分野を持つ人々を束ねて1つのことに取り組んで結果を出す事が求められてた。だから、そのグループに指示を出すために、そのグループのだれよりも知識や経験がないといけなかった。弱みを見せたり、努力している姿を見せたりってことはあまりなかった。
でも今は違くて、ひとつの複雑な問題を様々な分野から分析して解きほぐして、ひとつのより良い形を目指していくことが求められてる。そのより良い形が絶対的な正解、というわけでもなく、その正解もあやふやなもので、その時々で変わっていくもの。
その正解を探し求めていく過程で、もし今までのリーダーのように、独走していたらどうだろう?ただでさえ専門分野が違う人が集まっていてお互いがどのような考えかとかわかりづらいのに、そんなリーダーじゃまとまって一つの課題に向かっていけないよね。意見言いづらいよね。(多分)
だから私は、これからのリーダーはグループの中で一番失敗する回数が多いような人であるべきだと思う。そのうえで、絶対にあきらめない人であるべきだと思う。その姿を他人に見せることを躊躇しない人であるべきだと思う。
だって、その姿が周りの人を勇気づけると思うから。それが、周りを巻き込んで成長するってことなんじゃないかな。 -
不確定で困難だとしても、信念に従いリスクある行動をとり、経験の中で学習をし最善を目指していく能力
今ある状況を変えるってことは、今までの私たちの日常、つまり「当たり前」を変えるということ。それって少し怖いことだよね。人が世界を変えたいと思ったとき一番の障害になるのは、今までの環境のほうが少し不便だけど居心地はいい、つまりリスクを負ってまでよくしたいかっていう問いに対する答えが出せないってことなんじゃないかと思う。
だから、1人でも「変えようよ!」って動き始める人がいたら、意外にみんな「確かに!」ってなってくれるんじゃないか。共創的リーダーは、積極的に恐怖っていう壁を越えて、さらに周りの人たちが持つ恐怖っていう壁を取り除いてあげられるような存在になるべきなんだと思う。
つまり、ファーストペンギンになろうってことだ。うん。
つまり、この能力を身につけたらだれでも世界を変えられる共創的リーダーになれるってことや!つまり私も世界を変えられるってことや!
その能力を身につけるために
うんうん、必要な能力はわかった。
じゃあどうやって身につけるんじゃ?そこまで説明してもらわんと!
と思いますよね、私もそう思う。だってここを明確にしなかったら、最初に書いた目的が達成されないからね。
だから、私がこの能力を身につけるために今日から(というか合宿中から)始めたことを最後に書きます。
の前に、私の考えを少しだけ書いておきます。
上の4つの能力は、自分で何かプロジェクトを運営してみないとみにつかないんじゃないかって私は考えた。
何かを変えたいと思って行動したことのない人が何を言ったって相手にされないだろうし、
共創的リーダーは失敗の経験なしになれるものではないってさっき書いたし、
違う専門分野を持つ人との協働なんて、普段生活してるだけじゃ絶対できないし、
それに恐怖を真っ先に乗り越えている姿をみんなに見てもらうことで、周りの人の、恐怖を乗り越えることに対しての抵抗をなくしていこうって言っていたじゃないか。
だから、実際に世界を変えるために行動してみようってなった。
そして、あるプロジェクトを企画することにしました。
それは…なんと…
途上国で村おこししちゃおうプロジェクト!
プロジェクト発足の経緯
時は合宿中の夕食の時間にさかのぼる。
同じ合宿に参加していたN君が私に言ってくれた一言がきっかけでした。
「ブログ読んどるよ!」
それで、ブログのどこに共感したとか、そういう話をした後、N君の夢を教えてもらった。
それが、「途上国で安定した生活基盤をつくること」。
企業が学校や施設を途上国に建てた、という話はよく聞くけど、それは本当に役立っているのか?
たてっぱなしじゃなくて、それを中心とした村づくりをしたい。
それで、私がその話を聞いた後に発した一言。
「いいじゃん!!!!!」
ここから私たちの挑戦が始まった笑。
プロジェクトの最終ゴール
これから私たちがやりたいプロジェクトの最終ゴールは、
「ある施設・場所を中心にその村に雇用を生み出し、安定した収入を得られるサイクルを現地の人たちだけで回していけるようにする」
ということです。
ある程度そのサイクルが完成したら別の場所へ移動し、またその村にあったサイクルを作り…ということを繰り返すということをしたい。
その理想を達成するための具体的な道筋
- 「安定した生活基盤を作り上げ、そのサイクルを自力で回せるようにする」という理念をもとにした活動案を作成する
今はこれをN君と一緒にやっています。まずは私たちが自分のやりたいことをちゃんと説明できるようになろう、ということ。目標は、A4の紙一枚くらいの量で「これを見たら私たちのやりたいことが一目でわかる」っていうような状態。ついでに、それを説明するためのパワポも作っておく。 - 以下のような感じでプレゼンしに行く
- 施設はたてたけど活用できてない…と悩んでいる企業さんに交渉して、その施設を使わせてほしいという話をする。
- 同じようなことをしている教授に交渉して、そのプロジェクトを協働でやらせてもらえないか頼む。
- プレゼンを通して改善をして、活動案を具体的にしていく
- 活動案を紹介するHPやSNSを運営し、仲間を募る
大体外部に紹介できるようになったら、その内容を公開し、仲間を募ります。つまりここで、「世界を変えたいけど一人じゃ無理…」っていう人の恐怖を取り除こう、ということ。 - 2と3の活動で得た仲間とともに、さらに活動内容を具体的にする
活動内容を分担したり、もっと具体的にしたり…。 - 実際に現地へ行き、活動
- 5で出せた結果をもとに、次の協力先をさがす、もしくは同じ仲間(企業さんや教授)と一緒に別の場所を探す・提供してもらう
今のところ、このような道筋で活動していきたいと思っています。
ちなみに、私たちの通う大学は6月前半にテストがあるので、それまでは1の行動を実行して、テストが終わってから2のステップに進む予定です。
まずは教授にプレゼンしようと思っています。
そして夏休みに入るまでに、HP作成とかに着手して、
夏休み終了後までに仲間を増やしつつ可能ならそのような活動をしている人と現地の視察なんかしたりしたいです。
で、冬休みまでにさらに具体的に計画を詰めて、春休み、つまり2月から6のステップ、実際に現地で活動出来たらすごく理想的かなと今は考えています。
どうなるか全くわかりませんが。
まとめ
「世界を変える人ってどんな人?」っていうことを考えたことによって、
理想を実現させるための行動をしたいっていう焦りが、
理想を実現させるために必要な能力を身につけるための行動をしたい
っていう思いに変わった。
それで、自分の一番大事にしてる、「現地で暮らす人をエンパワメントする」っていうことに重きを置いている活動に着手しようという考えに至った。
つまり、世界の変え方を、合宿参加前より具体的に説明できるようになったということ。やったね!
私はこの一年を、こうやって使うんだ!っていう大まかな道しるべができた。
あとはそれを実行するだけや。
がんばろう。
あと、すごく個人的なことだけど、N君がブログ読んでます!って言ってくれたのがすごくうれしかった。
最初の目的だった、「このブログを通して、誰かをワクワクさせたり、誰かに何かに挑戦するっていいなって思ってもらう」っていうのがちゃんと達成されてるんだ!って思うと、涙が出るくらいうれしかった。
誰か一人でもこのブログを読んでくれて、何かやってみようかなとか、失敗してもいいんだとか、こういう考え方もあるんだとか、ワクワクするなとか、面白いなとか、そうやって思ってくれる人がいる限り、このブログを書き続ける意味はあるんじゃないかなぁって私は思った。
もし読んでくれてて、なんか感想とかあったら、いつでも言ってください。
誉め言葉だったら泣いて喜んで次の記事を書く活力にするし、
批判だったら真摯に受け止めてもっといいブログを書く材料にします。
だから、何でもいいからもし気が向いたら声をかけてね!
またね!