台湾ラーメン
単刀直入に言う。
ブログが書けない。
色々書きたいことがたまってきたからとパソコンを開いて、はや2時間。
文章を書いては消し、書いては消し。
書きたいことがありすぎて、あっちに行ったりこっちに行ったりしている。
私のせいではない。
一気にたくさんの思い出ができてしまったからだ。
私は悪くない。
ふと、今日台湾ラーメンを食べたことを思い出した。
ひき肉とにらがのった、唐辛子たっぷりラーメン。
ご存じの方もいるとは思うが、名古屋めしである。
なんでも、台湾の方が台湾名物を名古屋人(こういう言い方には賛否両論あるだろうが)の舌に合わせて作ったものらしい。
そんなことは、まぁ知っていようがいまいがどちらでもよい。
問題は、台湾ラーメンは激辛である、ということだ。
からいものが好き、と言っていた、そう、今日一緒に台湾ラーメンを食べた人が、
「頭皮のてっぺんにある毛穴が開いてくる感覚」
などという、わけの分からない比喩を使っていた。
そう、それほどからいのだ。
わかる。
からいというのはわかる。
が、なんだその比喩は。
どういうこと、と私が言ったら、
あなたのおでこも汗で光ってる、
などとこれまたわけのわからないことを言ってきた。
ついおでこに手を当ててしまった。
からいものを食べているわけだから、汗は自然な人体の反応の産物だろう。
不可抗力、仕方のないこと。
だが、光るほどではない。
目の前にいる、少し目を潤ませながら、なのに表情は全く変えないまま、からいなどと言いながらラーメンをすすっているこの人は、嘘つきなのかもしれない。
目で少し威嚇をしてみると、気づいていないふりなのか、
「頭皮にある毛穴は毛根っていうのかな」
などとさらにわけのわからないことを言ってきた。
無視を決め込むことにした。
一口、また一口。
私が麺と格闘する間に、向かいに座る奴は麺を制覇し、激辛スープをレンゲですくっていた。
火をふいてくれれば面白いのに。
そんなことを思いながら、私は目の前にある台湾ラーメンと激闘を繰り広げる。
勝負の行方はいかに。
結論だけ書き記しておく。
コップ3杯の水のおかげで、台湾ラーメンを制覇することができた。
命は時間、という言葉を以前見かけた。
だとしたら、こんなくだらない、といってはなんだがこんな取るに足らないことで心を動かされた時間も、私の命の一部なのだろう。
こんな、明日になったら忘れてしまいそうなことも覚えていたい。
私は今日から、台湾ラーメンと格闘した時間と胸に生きていく。
やや大げさか。
結局何が言いたい文章なんだ?
そうそう。
台湾ラーメンは激辛、名古屋に来たらぜひ食べてみてください。
ブログ書けたじゃん。
またね。