国立大AOで入ったら

AOで大学へ入学したら、その後の人生どうなるか?

学生団体に所属しない理由

最初に断っておきます。

今から書くことに関する質問には答えません。

そして、ここに書いてあることはあくまで私の主観です。

気を悪くする人もいるかもしれませんが、ただ思ったことをありのままに書きました。

 

 

書こうと思った理由

本当は自分の中にとどめておこうかなぁと思っていたし、

今もそうしたほうがいいかなと思ってる、

でも区切りとしてきちんと文章にしておきたかった。

あと、自分がどういう気持ちでこういう選択をしたのか、

「これを見ればわかるよ」

っていうものを作っておきたかった。

もう自分の口からこのことを語らなくていいように。

そのくらい、結構私の中ではトラウマな出来事です。

 

入学前から

実は私が入ろうとしていた学生団体の存在を、去年の12月の段階で知っていました。

大学合格して、どんなサークル入ろうかなって考えてたときにたまたま見つけた。

大学生になったら海外でインターンしたいと思っていたのと、

既存のプログラムは自分の見たいもの100%で構成されてないって思い知っていたのとで、

自分でインターン作れる?すごい!ってなってた。

 

入学式の日。

一学年30人もいないような環境で6年を過ごした私は、

あの入学式の熱量と人の量とビラの量に圧倒されてた。

そんな時、とある団体の名前が目に入った。

それは、私が入学式前から気になっていた、あの団体だった。

私が「あ」と声をあげると、わざわざビラ配りの人がこっちに来てくれて、ビラを渡してくれた。

そして、入学式の日にあったお食事会に参加した。

みんないい人だな、くらいに思った。

説明された内容は、ちょっとむつかしくてわからなかったけど、

面白そうだなぁとぼんやり思った。

 

5月の新歓合宿

そこから何回か説明会に参加し、顔を覚えてもらって、すっかり知り合いになった。

そして、GWの最初にあった新歓合宿に参加した。

たくさんのメンバーがいるなぁという感じだった。

今までの説明会で聞いた内容プラスで、少し深い話を聞いたり、

実際に体験したりした。

「あなたは何を考えてるの?何をしたいの?」

ということをたくさん聞かれて、ひたすらAOの面接で言ったことをそのまま言っているような感じ。

その団体の雰囲気としては、誰かが何かを言うと「すごい!」「いいね!」という声が飛ぶような感じ。

お互いがお互いのことを尊敬しあっているのかな?と思った。

いいなぁ、と思った。

 

入会面接

この団体に入るためには、5枚くらい?の書類を書いて面接を受けなければいけなかった。

どんな面接なんだろう…と構えていた私の前に、プチシューを置いてくれて、

気楽に話そう!と言ってくれた先輩ふたりが面接をしてくれた。

結果は合格だった。

ちなみにほとんど落ちる人はいないらしい。

 

初合宿

面接に受かった新1年生と団体のメンバーがそろう初合宿。

ちょうどブログを始めたくらいだったかな?

メンバーはすごく面白い人で、1年生のメンバーもいい人がたくさんで、楽しかった。

この時はまだ、理念とかも「うんうん」という感じだった。

でも、夜先輩から呼び出されて、

「この団体で何がしたい?」

って聞かれたとき、なんか自分の中で引っかかるものがあった。

まだこの時は何に引っかかっているのか、うまく言葉にできなかったけど。

次の日、大量の知識をインプットすることになって、

「私はやっていけるのだろうか」という気持ちと、それ以上に

「これって本当に私のやりたいこと?」という気持ちが大きくなった。

 

その後一週間

この週はちょうど初めてのテスト期間が始まる!という時だった。

初めてのテストっていうストレスと、

やりたかったプロジェクトができるかもしれないっていうストレス(?)と、

行きたい留学考えなきゃっていうストレスと、

もう兎に角なんかわからないけど自分で「ああ、手いっぱいだ」って思ってた。

少しずつ追い詰められていた。

この学生団体は毎週ミーティングがあるんよね。

そのために、日曜日を1日使う。

それが、私にとって想像以上にストレスだった。

んー、というのも、私は普通の人と同じように生活するために、多分人の2倍は1人でいる時間を必要とする人だから。

それは、本当に、周りの人のことがどれだけ好きでも、

一定以上の距離がないと、自分から無理、ってなってしまう。

ここから先には入ってこないで!って自分の周りにつくる領域が他人より広い。

それに、多分ほかの人よりも、その中に他人が入ってきたときの反応がひどい。

週末1人でいる時間が確保できないかもしれない。

そう考えるだけで吐き気と頭痛に襲われて、涙が出てきた。

これは努力や気力でなんとかなることじゃない、と思った。

 

全国合宿

テスト中の土日を使って全国合宿が行われた。

この数日前、この学生団体への入会を辞退したいという旨を伝えた。

だが、とりあえず申し込みしていた合宿には行こう、という話になった。

この合宿で感じたのは「エリート教育への反骨心」だった。

なんかうまく言えないけど、「世界を見たい!」という人だけで集まって、その中でだけ通じる団体用語を使って意見を言って、その意見いいねって言って、

なんか内輪だけ、その中だけで成長しているように見えてしまった。

もちろん、あくまで私には、という話。

確かになかにいる人たちはすごい。

私は到底かなわない。

この人たちに追いつきたい。

でも、ここにいて、私は本当に心の底から「面白い!」って笑えるのかな?

どんどん考えがグルグルしていった。

 

合宿の夜

合宿のタイムテーブル自体が、深夜の2時までだった。(それも少しおかしい気もする)

そこから、団体の委員長さんと、もう1人の先輩に挟まれて、長椅子でお話をした。

入会していないのに、「どうしてやめるの?」と聞かれた。

そして、日曜日がつぶれるのがつらい、私は団体行動とか向いてないかもしれないですって話したら、

「でしょうね」

と言われた。

この時点で結構私の中では噴火寸前だったけど、何とか話を進めていく。

で、そのあとに先輩たちから説得を受けた。

「不確定要素が多いのに、この団体のことを切ろうとするのはおかしい」

「入学式の日から期待していたのに」

え、どうして私責められているんだろう…。

私はここでパニックになってしまった。

んー、というのも、私はパニックになるとぽろぽろ泣いてしまうんですよね。

自分の「こうだ!」って思ってるものと、目の前にあるものが違って、「?」ってなって、その違いがどうしても理解できないとき、私は周りが見えなくなってしまいます。

多分人よりずっと。

この時、ぷつりと自分の中で何かが切れた。

「ああ、やめよう」と思いました。

何を、誰と頑張りたかったんだろう私は、と本気で思った。

そして合宿最終日。

また別の先輩から説得を受けた。

昨日のトラウマの後で、だったし、もう自分の中では「やめよう」と決めていたので、

結構堪えた。

でも何とか乗り越えて、合宿を終った。

 

今の私

まずなにより、lineの通知が怖くてたまらなくなりました。

そんなこと、と思うかもしれません。

あの赤色のボッチを見るだけで、涙が出そうになります。

次は何と言われるんだろうというあの気持ちを思い出して、何とも言えない気持ちになります。

 

次に、説得の中でかけられた言葉が離れなくなりました。

 おかしいという言葉や、もったいないという言葉や、

説得の時の先輩たちの表情とか、

そういうものがふとした時にフラッシュバックしてきて、

それがとてもつらい。

 

今の私は、それだけです。

 

今後の私

今後、国際系の活動はどこにも属さずやっていこうと思います。

というのは、肩書はなしでやっていく、ということです。

 まず、私のことを拾ってくださって面倒見てくださってる方が企画している

ベトナム留学に参加することにしました。

ここは少人数グループだということがわかっているので、

少しずつグループ活動に慣れていけたらなと思っています。

 

次に、国際協力系の知識はどうするの、というところは、セミナーなどを自分で調べて足を運ぶことにしました。

第一線で活躍されてる方から直接お話を伺った方が、

「世界を変える」ってどういうことか、深く考えれるのではないかと思ったからです。

実際、今日とある人の講演をFBのライブで聞きます。

また、横国とJICAが連携しておこなっている集中講義に参加します。

8月の3日間、横浜のJICAで講義を受けます。

 

こうやって、柔軟にその時の興味に合わせて「面白い!」を選択できる自由を手に入れられたことは、私にとってすごく大きいことです。

気分の浮き沈みが激しい分、1人で行動することで、

「今の気分に流されてしまうことで誰かに迷惑かけてしまっているかも」

という心配を減らすことができます。

 

…とまあ、こんな感じですね。

 

最後に

私の勝手な都合で先輩方を振り回してしまったことは本当に申し訳ないと思っています。

もっときちんと、自分のやりたいことと団体のやってることとか

自分の性格と団体の雰囲気とか、

ちゃんと調べて照らし合わせれば、こんなことにはならなかったのに、と思います。

でも今は、入会しないという決断を後悔しない自信があります。

それは、私がきちんと悩んで決めたってこともあるし、

本当に信頼してる人に「間違ってない、やめていい」って背中を押してもらえたってこともあるし、

ここで頑張りたい、という新たな居場所を見つけたからってこともある。

 

私は本当のライバルは別に同じ空間にいなくてもいいと思っていて、

相手は相手のやりたいことを一生懸命やって結果を出して、

私はその相手の姿を見て「がんばるぞー」ってなって一生懸命やって結果を出して、

そうやって、自然とがんばる力になっているような、そういう関係を築ける相手のことをライバルって呼ぶのかなって思ってる。

中高の時も、そうやって思ってた。

きっとそれはこれからも変わらない。

 

私は、あの団体に入会した新一年生のだれよりも成長します。

この団体でしか学べないことがある、と私に言った人たちに、

そこで学べたはずのことよりもっと価値のあることを私は学んだんだって

胸を張れるようになります。

 

私は私のやりたいことを目一杯やるために、学生団体には所属しません。

 

最後まで読んでくれてありがとう。

 

またね。