神様のカルテ新章読了
ずっと読みたかった本が大学で新刊として掲示されてたのでもう読むしかない!って
テスト期間なのに借りました。
このシリーズは全部読んでて、
なにが好きかって栗原一止先生の人柄と栗原先生の周りの人たちの温かさ。
もうね、いつも鳥肌が立つ。
人の死が描かれているのに、どんよりした気分じゃなくて、
「ああ、前を向こう、明日から頑張ろう」
って気持ちになれる。
だから本当にこのシリーズは好き。
で、このシリーズの売りは名言ですよね。
今回私の琴線に触れた言葉を紹介します。
勇気とは重圧の中での気高さである
これは、ヘミングウェイの言葉。
今私自身、いろいろなチャンスを目の前にして、
どれを選びどれを捨てるか、それを決断する勇気がなくてくよくよしてたのね。
でもこれを読んで、なんかストンと落ちた気がした。
選択には必ず責任が伴って、覚悟が必要で、それが重荷で、
でもそれから逃げず、真摯に愚直に考え続ける、
そんな気高さを常に忘れずにいたいなぁと思いました。
戸惑ってこそ、成長があるんですよ
栗原先生はもともと普通の病院で働いていて、いろいろあって大学病院へ来た人。
大学病院に来てから何もかもが変わり、その変化に困惑している、
と行きつけの飲み屋のマスターに相談したときの一言。
実はマスターも、居酒屋を開く前に、とある料亭で修業をしてからホテルの厨房に飛び込んだことがあったそう。
その時の経験を踏まえて、栗原先生にこんな言葉を送ります。
「最初はよほど自信を無くしかけましたが、そういうことではないんです。
自分にとって新しい事柄、学んだ経験のない事柄に挑んでいるから戸惑うんです。
環境が変わっても何も困ることがないのなら、最初から変わる意味もありません。
戸惑ってこそ、成長があるんですよ。」
なんかもう、元気出るよね。
広島来てから方言もごみの出し方も何もかも変わって、
本当に、最初はどうしたらいいんだろうって心細かった。
それこそ今は大学生になって初めてのテスト期間だし(勉強しなきゃ!)
自分のやりたい活動も、すべてが初めて前例もなく手探りで、
これでいいのか、これでいいのかってぐるぐる考えて、
で、そうやって考えてばかりで行動できてない自分にも嫌気がさして。
でもこの文章は、そんな私に「それでいいんだよ」って言ってくれてる気がしたな。
本当はもっと紹介したいんだけど、フランス語のつづりの練習をしたいので今日はこれまで。
ぜひ皆さん、読んでみてください~。
前のシリーズを読んでなくても、楽しめますよ!
じゃあ、またね!